panasonicのWiGig技術

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panasonicのWiGig技術

RFにおいて、I/Q加算型の移送器を用意して、フェーズドアレー技術を適用。

アナログ回路ベースの信号処理ではビームフォーマー法(所望信号の到来波に対して、最大指向性を向ける)のみの活用となるが、後段のデジタル回路にて干渉波成分を除去するような信号処理が施されている。

IEEE802.11ad(WiGig)は帯域が約2GHzであるため、デジタル信号処理部の設計負担がかなり大きく、RF側のMMICの準備はできていてもBB側のASIC設計の方が技術的なハードルが高い印象。特に、広帯域な信号を処理するため消費電力が大きくなることが大きな課題。

加えて、モジュール化も問題。端末に載せる場合、60GHzでは波長が非常に小さく、伝送線路による損失も大きい。アンテナの指向性もモジュールにすることにより変わりうる。